| 原産地 | コートデュローヌ |
| 生産者 | ドメーヌ エドモン ビュルル |
| 品種 | グルナッシュ |
| 価格 | 1,800円 |
ジゴンダスのトップ生産者として、
イブ・グラやミッシェル・ファロと並ぶ存在であったビュルル。
もう飲む事が出来ないと思われていた、 ビュルルのワインが復活しました。
■突然の悲劇
1980年代後半まで、ビュルルの名前は地元フランスでも
そこそこで、世界的には無名に近いワイナリーでした。
しかし、1989年にジゴンダスがその当時では
考えられなかった無ろ過、無清澄で造られた

自然なワインは、パーカー氏から
大絶賛を受ける事になります。
その後、インパクトのあるラベルと
クラシックなローヌらしい味わいで、
お馴染みとなったビュルルでしたが、
2004年10月12日に当主であった
エドモン・ビュルル氏が心臓発作により
亡くなってしまいます。
収穫直前であった為、04のワインを造る事もなく…。
■どん底からの復活
04のワイン造りから、ワイナリーを引き継いだ
次男、フローランと三男、ダミアンの造るワインは、
03を見る影も無い程悲惨な出来栄えだったため、
売れ残ってしまいます。
ワイナリー存続の危機に手を貸したのが、
ビュルルの名を一躍広めた1989年、
ジゴンダスを父と共に作り上げた、長男、ベルナールでした。
05のワイン造りから、再び参加する事となります。
父のスタイルを保ちながら、3人一丸となって
ビュルルのワイン復興に力を注いだ結果、
05のワインは以前のビュルルの味に戻ったのです。
■自然なワイン
天候の良い年は、自然に任せる事で美味しいワインが造れます。
しかし、他の年でも、より良いワインを造りたいと考え、
殆どのワイナリーが何らかの醸造技術に頼っています。
その為、良い年であっても設備や技術を使った
ワイン作りを行ってしまいます。
伝統的な手造りの良さを生かした、
品質本位のワインを造る事だけに興味があった
ビュルルのワイナリーでは、
最新設備や技術、組織化がまったくされていません。
この様に、超自然なワイン造りは、
今ではまずみられません。
土を耕し、地中深くに根が伸びる事で、
乾燥の耐久性を高め、深層部から養分を吸収させる。
手仕事でくわを入れる事で、微生物の数は減らさず、
通気を良くします。
当然、化学肥料は一切使用せず、
ブドウの枝などから造ったオーガニック椎肥を使用。
グリーンハーベストや剪定を行い、
手摘みにより収穫を制限して、
品質の高いブドウをワインに仕上げます。
この伝統的で自然なワインは、
アメリカのワインスペクター誌が、
2005年の出来に対して、99点と殆どパーフェクトの評価をしています。
黒ムラサキがかった、深いルビー色。
煮詰めた果実のジャムのような香りや、
熟したプラムやブラックチェリー。
黒胡椒のスパイシーさを持った、
ローヌらしいワイン。
噛み締められるようなタンニンと、
果実のエキスの詰まった1本です。
2005年、新生ビュルルは、父のスタイルを
保ちながら、三兄弟の努力が味わえるワインとなっています。
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