普段は、ワインを飲まない人でも、
多少は口にする機会の増える11月ボージョレ・ヌーボー解禁の月です。
ヌーボーほど、もてはやされていませんが、ノベッロ(新酒)も解禁します。
ヌーボー以上にバラエティに富んだ味わいが楽しめます。
■ノベッロ
イタリアでのヌーボー、それが「ヴィーノ・ノベッロ」。
ヌーボーと同様に収穫をお祝いするワインです。
ノベッロの面白いところは、地域によって全く違う品種を使用する事です。
ピエモンテでは、ネッビオーロやバルベーラを使用して、トスカーナでは、サンジョベーゼが主体。
シチリアでは、ネロ・ダーヴォラと様々なブドウを単一であったりブレンドしたりと、
生産者によってもまるっきり違う味わいが楽しめるのが特徴です。
さらに、
ボージョレより早く11月6日に解禁日をむかえます。
■ウマニ・ロンキ
イタリア中部、東海岸のマルケ州にある1955年からのワイナリーです。
創設以来、半世紀にわたって、マルケ州、アブルッツオ州で、
特にモンテブルチアーノ種にこだわって研究を継けていました。
この地方としては、いち早く近代的設備や栽培法を取り入れ、
2002年からは、イタリアのワイン評価本である「カンベロ・ロッヴナ」で
最優秀エノロゴ(醸造指導家)に選ばれた、
ジュセッペ・カヴィオラ氏をコンサルタントとして招き入れ、さらなる向上を目指しています。
90年代には、80haだった畑も今では、200haに増やし
マルケ、アブルッツオ州の自社畑から、スパーマルケの呼び声もある。
「ペラゴ」やバリック熟成させた
「レ・ブスケ」、「クロマ」などのプレミアムワインを造る一方で、
低価格のテーブルワインまでもが常に高い品質を保ち継けています。
そんなウマニ・ロンキ社のノベッロは、サンジョベーゼ、モンテプルチアーノ、
ラクリマ・ディ・モロ・ダルバの3種をブレンドして造られます。
ノベッロらしい清々しい酸味とフレッシュな果実味。
そこにモンテプルチアーノを使うことによって濃厚さと凝縮感を与えています。
■ヨーリオ
ウマニ・ロンキといえば「ヨーリオ」。
モンテプリチアーノにこだわり継けたウマニ・ロンキ社が、
その畑とブドウのポテンシャルを最大限に引き出すワイン造りを目指し、
さらにジョゼッペ・カヴィオラ氏が加わった結果が「ヨーリオ」です。
栽培密度を上げ、収穫量をできるだけ抑えて、木樽で11ヶ月、
その後ビンで約半年熟成して出荷されるこのワインは、
ルビーレッドの濃い色調で、熟したプラムなどのフルーツ香。
エキス分が凝縮した味わいのワインです。
「ワインは飾るものではなく、楽しむもの」と考えるワイナリーであるからこそ、
バラエティに富んだコストパフォーマンスの高いテーブルワインを数多く造ってくれています。
お手頃な南イタリアの生産者として、ぜひとも、覚えてきたい生産者の1つです。