| 「サロベツ原野」は水平線まで続く日本一の高層湿原で、海岸砂丘と宗谷丘陵によって阻まれた潟湖が、
泥炭によって埋もれた形成泥炭性の低湿地帯です。
一部の区域は「サロベツ原生花園」と呼ばれることもあり、エゾカンゾウやエゾスカシユリその他湿原の可憐な花々が
季節ごとに平地の湿原に咲き乱れ、オジロワシやアカエリカイツブリなどの様々な野鳥、卵胎生のめずらしいコモチカナヘビや世界最小の
哺乳類トガリネズミに巡り会えるかもしれません。
湿原の規模は200平方km、その70%が泥炭地になっている広大なもので、2005年11月8日にはラムサール条約に登録されています。
平原の中につづく一本道を走ると、ため息がでるほど広大な北海道のスケールがそのまま肌で感じられる場所です。 |