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「仕入れる食材も、下ごしらえも出来る限りのことをしたい。」
トンコツは、特別に仕入れてた鹿児島の黒豚の骨を100%使用で一切の臭みがなく、鶏がらは肉が部分的に残っているものを使うので、取れるスープの旨みがちがいます。
醤油は山梨県の醸造元に特別につくってもらっているもの。
メンマはかたまりを購入し二日かかりで塩ぬきをして、手切りして煮込みます。
「コストがかかっても美味しさが、まったく違ってくるから」
その手間ひまを当然のことと、何のためらいもなく語る店主の京谷さん。

豚骨と鶏がら
『一幕』のラーメンは大きく分けると、トンコツと鶏がらの2本だて。
こってりが好きな人、あっさりが好きな人どちらのタイプでも必ず好みのものがみつかります。
「うちでは、オーダー時に麺の湯で具合から味の濃さなど、お客さんの好みを聞きます。」
たしかに壁には『味付け等の好みがございましたら、ご遠慮なく申しつけください』と書かれており、麺の固さ、油の量、味の濃さ、ニンニクの量までも個人の好みに応じて調整してくれます。
独創性をもったラーメン屋さんは、ときに店主の思い入れが強いばかりに押しつけがましさにゲンナリしてしまうことがありますが、『一幕』はその対極にあるお店といえます。

子供連れが多いのもこの店の特徴で、3代にわたって『一幕』のラーメンを楽しみにくるというのが面白いところ。
それは一幕流の「昔風ラーメン」が年配に支持され、“子供だって立派なお客様”と用意された「お子様ラーメン」があるから・・・。
美味しいラーメンを提供するという行為以上に、誰もが楽しい雰囲気で、満足してもらうことをさりげなく心がけているところに飲食店としての理想を見るような気がします。
店内はカフェのように清潔で明るい雰囲気。
中心部からはなれた場所ですが、車を置くスペースもあるので、かえって便利といえます。
自信があるからお客の好みに近づける。独自性があるから崩すことを恐れない。
そんな『一幕』のラーメンを、あなたも味わってみてください。誰かを連れて行ってあげたいお店の一つになること間違いなしです!
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