やっぱり2時間も眠れなかった。
修学旅行なんかの前日は、ワクワクしてあまり眠れないのです。
チンク猛者に早朝4時にキャトレールに迎えに来てもらい、
クルマのあるところまで移動し、4時半くらいに出発!
運転は私。浜益より北に行ったことがなかったので、少し霧が出ていた海岸線でしたが、
見るもの珍しく、眠気もなく順調に行きました。
道中、チンク猛者はすっかり隣で寝くたばってしまうものと思っていましたが、
猛者の中学時代のワルバナシ(かなり微妙なカワイイものです)や
一人旅の楽しさなど、普段そんなに饒舌ではない彼が、よっくしゃべってくれるハナシが
面白かったのも、長〜い道中を忘れさせる一つでした。このハナシ、みなさんにも
伝えたいー。
11時10分発のフェリーに、余裕で間に合い、大揺れの中1時間ほど眠り
(酔い止め飲んでよかったー、少し眠れたのがすごく助かることに)
船内から大きな歓声が上がって目覚めると、先程までの曇天霧模様が一転、
これでもか!っていうような見事な快晴、そして眼前に広がってきたのは、
でっかい、雄大なヤツ〜利尻富士が、ババーンと!!これから挑むキモチが
ムクムクと湧いてきて、チンク猛者と笑いあいました。私なんか
なぜか、腕立てはじめちゃいました。
利尻島に上陸して、まずやることは腹ごしらえ。
私は「利尻昆布ラーメン」を食べました。
観光地のものとは思えないほど、あっさりした塩味のおいしいラーメン。
海の家みたいな奥の小上がりで食べましたが、無国籍な雰囲気は
なにか、外国のリゾートに来たような、勘違いさせるものがありました。
入山登録をしに、管理小屋に立ち寄りました。
「今日、山小屋に泊まるんです」というと
オジさんが、「なんにもないとこだぞー。でも今日は天気がいいから
満天の星を見ながら、ウ○コをするとキモチいいぞー」
私と猛者とオジサン、ともに破顔一笑!ちなみに山にトイレはありません。
携帯トイレを持参します。(品のイイ?私は使いませんでしたー)
いざ、いざ!
14時近くに鴛泊の登山口から、いよいよ登り始めました。
すると5分も登らないうちにオアシスが!
甘露泉の名の通り、甘い、なんとも不思議な美味しい水。
ペットボトルに詰め込んで、頂上でコーヒーを飲む時に使おうっと。
オアシスを過ぎたら、早、大変な道がずーーーーっと続きます。
チンク猛者曰く、「オレ、4合目くらいで、大変なところに来ちゃったと思って
どうしよう!と叫びたくなったよ」と
この日の夜の山小屋で、吐露してました。
それほどビックリな登山道だったのです。
シロウトな二人は、とにかくもくもくと登らなくてはなりません。
大きい岩、滑った道の連続で、どんどん体力が消耗します。
チンク猛者はすっかりへろへろしちゃって、ペースがどんどん
落ちていきます。私は、ハードな道にヘーコラしましたが、
次第にコツをつかんで、いいペースで登ることができました。
登ることはね。(含みアリ)
それまで岩や、ジャングルみたいな草と変な木々に囲まれ、
視界の自由もなく、見飽きた風景ばかりだったのが、
6合目を越すと、時折山肌の緑や、足元に大きく広がる景色が
見られるようになり、「山は友達♪」のアノCMソングも口ずさめるほど
楽しくなってきたのでしたー少しずつ、、。続く。