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なんでこんな場所にあるのに気がつかなかったんだろう...
CAFE QUATRE-l【カフェキャトレール】はススキノのはずれ、中島公園近くホテルや高層マンションに囲まれた一角にあり、まるでフランスの路地裏に迷いこんだかと錯覚してしまうようなたたずまい。
ドアを開けて店に入ると、私は綺麗なグラッパの瓶が並んでいるのを発見。

聞くと、このグラッパはお店の主が先日のイタリア旅行の時に買い込み、大切に抱えて帰ってきたものだそう。グラッパをレストランの食後酒として楽しむ姿はサマになるけれど、なかなか飲む機会も少ないので、日本に輸入されていない珍しいものを一杯ごちそうしてもらいました。

小さなリキュールグラスの注がれた透明の美しいグラッパはキャンティのもの。グラッパは元来葡萄の絞りかすからつくられるイタリアの蒸留酒なので、イタリアのさまざまなワイン醸造元で生産されています。原料になる葡萄もサンジョベーゼやバルベーラなどイタリアを代表する品種からや、メルローやカベルネソーヴィニョンなどフランスワインでお馴染みの葡萄までバラエティーに富んでいます。一口に含むと一瞬で蒸発してしまうような葡萄香りが広がって、ワインとは全く違った魅力。

お店では全ての種類をグラスで提供してくれるので、これを気に色んなグラッパを飲み比べしてみてみるのも面白そう。
ガラス張りの店内のカフェのコーナーには、天然酵母のパンが数種類あり、是非これを食べたかったので、まずはチーズの盛り合わせを注文。 クルミパン、オレンジピールのパン、プチフランスなど毎日数種類を、奥さまが毎日焼きあげています。

そしてもう一品はベーコンを使ったトマトソースのスパゲティー、アマトリチャーナをセレクト。
可愛らしく盛り付けされたチーズの横にはスプーンにひとすくいされた練乳のような蜂蜜が添えられていました。これはサルディニアの野生の花から採れたもので、複雑な香りと栗のようなぽっこりとした味わいはそれだけでソースになりそうに美味しい。 チーズの種類はその時々で変わりますが、今日は、ゴルゴンゾーラ、ミモレット、コンテ、パルミジャーノと私の好きなチーズばかり。天然酵母のクルミパンは薄くスライスされて、たくさん入った胡桃が香ばしい。
センスのいい人が正しい材料を使って、きちんと作ったものは当たり前に美味しい。
アマトリチャーナのベーコンはしっかりとスモークされた味わいで、トマトソースがたっぷりと絡まってシンプルながらコクがある味わい。 夜のメニューはそのほかにも、リゾット、サラダなど充実していて、カフェと言えども食事も十分に楽しめるビストロ的な雰囲気でも楽しめます。 お店にはフランスとイタリアの赤ワインを中心にユニークなものをそろえていて、軽く食事をしながらのんびりとワイングラスを傾けていると、自分の部屋でくつろいでいる時のような雰囲気についつい時間を忘れてしまいそう。 この店は一度訪れた人は長く付き合うことになるようなタイプのカフェかな。
そういう店はどこにでもあるわけではないから、なんとなく嗅覚で分かるんです。

内緒にしておきたいなぁ、と思いつつ「素敵なお店だよ」って、もう数人の知人にショップカードを渡してしまう私でした・・・・・

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