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落語から見つめた人生
2006年10月18日
先月、札幌共済ホールで上方落語の人間国宝「桂米朝さん」の息子で、モーツァルト研究家でもある「桂小米朝さん」を聴いてきました。  実は寄席に足を運ぶのは初めて、CD、DVD、本でしか落語を体験していなかった僕に笑いを通じて沢山の事を感じさせる貴重な時間でした。

落語と聞いての皆さんの印象はどんなものなのでしょうか?
僕の印象としては「ヤジさん」と言われる人物がいてこいつがオッチョコチョイなのに、 輪をかけてオッチョコチョイな「キタさん」なるものがいたりして珍道中が繰り広げられる。
通貨単位は一両、一銭。 古典落語と言うらしい。
この程度の知識で落語を語ろうってんだからずうずうしい・・・・。


僕は何においても古典やルーツ、原曲、原酒、基盤になった事が大好きで新しい物に対しては偏見があり齢28ながら「頑固親父予備軍」とされています。 落語においても「新作」「創作」に関しても聞く耳をもたなかったわけです。
「創作落語」を否定して「創作料理」で働く矛盾・・・・・。

聞いてみなくてはその良さも悪さもわからない落語の面白さは噺だけに限らず、手ぬぐい、扇子の使い方、 今で言うパントマイム的なしぐさを加えながらありえない噺にリアリティをもたせつつ話し手の世界に聞き手を引き込む。


現に僕自身が聴いた事がある噺で落ちを知りつつまんまと話し手の世界に引き込まれ、まるで映画を見ていたかのように想像力をかきたてられる時間だったのです。
創作落語を見て聴いた時に現代的ではあるが、落語としての「芯」は何一つ崩す事は無く古典を守っていたのだと、 否!時代と共に進化しているだけなのだと感じたのです。


それは料理においても同じなのだと、基本を大事にしなくては新しい物など生まれるわけも無く、 後に継承していく事ができないのだと感じました。  「創作和食」は「進化した和食」何においても同じ事が言えるのだと思います。
音楽、絵画etc..... 進化(創作)をするためには基本を疎かにせず、新しい事に目を向けていかなければいけないのだと笑い話から人生を見つめた一日でした。


「初心忘れるべからず」この先人の言葉を大事にしていきたいとおもいませんか?

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