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コラムインデックスPHOTO POEM>シルヴィア・プラス

写真:葉っぱ

CONFESS

白を告げると書いて 告白と読む
君に告げたい事がある
白い心で

降り続ける雪のように
君の幸せを祈っている

Like a snow scene


シルヴィア・プラス
2009年12月17日
知らず知らずのうちに 砂を積み上げていた。
時々水が流れてきて砂を湿らせるのだけれど、
すぐに乾いてしまうので、人は皆何も気付かずに日常に戻ってしまうのだ。

死後、ピュリッツアー賞を受賞した伝説の詩人シルヴィア・プラス・・・
その名前は4年前に「シルヴィア」という映画を観るまでは知らなかった。
アメリカでは、その名を知らない人はいないと言われている。

1932年ボストンにて生誕し、美貌と才能あふれる女性。
後の桂冠詩人、テッド ヒューズと結婚し、支え続けたが、
1963年、30歳の若さでテッドの裏切りに絶望し、自ら生涯を閉じてしまった。

シルヴィアはいつもひたむきで、
純粋で、真っ直ぐな女性だった。
繊細で孤独でもあった。

家庭を持っても家事の合間にノートを広げ、
詩を書こうとしていた。

子供の世話をしながらも決して書くことをあきらめないシルヴィアの姿は、
自分の生活を振り返るきっかけになった。

仕事と家事に追われ消耗するだけの日々の中で、
詩を書こうという発想はなかったが、自分も書いてみようかと思わせてくれた。


すくい取りなさい
すばやく
ひたひたと水が染みて来たその時・・・
そんな事を教えられたような気がする

映画を観た後、大学教授であり詩人でもある熊谷ユリアさんの
「シルヴィア・プラスを語る」トーク会に参加し、
数編の詩をプリントしていただく事が出来た。
その一部を紹介したい。

シルヴィア・プラス 「エアリアル」より
「親切」

血のほとばしり それがわたしの詩
とめることなど誰にも出来ない
幼子二人 薔薇二本 あなたが手渡した

「夜毎のダンス」

微笑みが草の上に落ちた
取り返しがつかない

毎夜あなたのダンスは
どんなふうにして月日のなかに迷い込むのだろう