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コラムインデックスPHOTO POEM>点と線〜ニセコ

写真:葉っぱ

点と線

窓の外 昔の夢が まだ消えずにいた
始まってはいなかった・・・

一本の線にはなれずに
点線のまま 震えていた
窓ガラスを隔てて
ただ 手を振り続けていた日々
夢は気付かずに 通り過ぎて行った

終わってなどいなかった・・・

始まりのないものを
あきらめる事も
終わりを告げる事も出来ずに
切れ切れに 点線が点滅している

窓を開けて 風を入れて 声を届けよう
少しずつ始めて すき間を埋め
そして いつか一本の線になるまで
点線を 心で照らし続けたい


点と線〜ニセコ
2008年8月12日
スタート地点と最終目的地点の距離を線で結んで、
自分の心の中にある地図のラインが少しずつ延びていくのが嬉しい。

2006年9月、バイクサークルのミーティングはニセコだった。

今まで神威岬まで止まりだったので、
ヤマハTW200で積丹半島を一周する事にした。
途中、忍路の海際に建つレストラン「ハンマーヘッド」で、
海を眺めながらコーヒーブレイクしようと思ったが、
あいにくオープン前で残念だったが、店のマスターが見送ってくれた。

国道229号線は様々な岩が単調さを欠いていて、
飽きる事はなかったが、トンネルが多くて、
グリップを握る手に力が入る。
4時間ほどで、岩内に到着。

今回は美術館めぐりが目的でもあった。
後志ミュージアムロードと言われていて、
ニセコ周辺には美術館や記念館が多く点在する。


岩内町/ 木田金次郎美術館 荒井記念美術館
共和町/ 西村計雄記念美術館
ニセコ町/ 有島記念館
真狩/ 国松登ギャラリーなど

木田金次郎の絵は大胆なタッチで、
湧き出る情熱と苦悩を感じた。
「1893年岩内町生まれ
漁業を続けながら、絵筆を握り続けた。
1954年、岩内大火により1500点余の作品を消失したが、
その後も創作を続け、独自の画風を開花させた。
1923年、網を捨て画業に専念。
1962年逝去」

荒井記念美術館はピカソや、
西村計雄などたくさんの絵画が展示してあり、見応えがあった。

この日は岩内に宿泊し、翌日雷電海岸を下り、
蘭越を経由で倶知安の小川原脩記念美術館を訪ねた。

落ち着いた雰囲気と開放感が溢れている。
書籍に目を通していると、受付の女性が、
コーヒーとお菓子を出してくれた。

こんな事が、旅のいい思い出になったりする。
中庭から見る羊蹄山がやすらぎとくつろぎの空間を作っていた。
数ヶ所のミュージアムめぐりは、とても充実した時間を過ごせた。

その日のミーティングは‘ニセコひらふ亭’
メンバー10人集合、バイク参加者5名。

しばらく50cc中心の生活だった小樽のMさんは
今回、ヤマハTW225を購入し、
八雲まで足を延ばすつもりだったが、
途中雨で引き返し、残念そうだった。

今回初参加の看護士Sさんを向かえ、
方向音痴の話で盛り上がった。

長距離ツーリングに参加したが、
「目的地もわからずに、ついていくだけで必死だった」
という話に全員大爆笑だった。

Sさんは21歳からバイクを乗り始め、
途中ブランクがあり、41歳からカムバックした。

47歳で、大型免許取得、
48歳からトライアンフ、ボンネビルT100の、
大型バイクに乗り始め一年になる。

このサークルでは10人のメンバー中で、
5人大型免許を持っている。

30代や40代で取得した人。
まだあきらめずに目指している人もいる。

このメンバーのバイタリティこそ、
一年に一度の集まりでも十分充電され、活力をもらえる。




雨音に起こされ、2〜3時間の睡眠で朝を向かえた。

国道5号線を帰る途中、
雨がひどくて、雨具のズボンの裾から雨が入ってくる。

オフロードバイクは安定性が悪く、雨の日はとても緊張する。
小樽にさしかかる頃、ようやく雨があがった。
札幌に無事に着き、安堵感と一緒にヘルメットを脱いだ。


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