北海道情報doなび｜北海道の観光やグルメ情報を発信

こんにちは。そして、ご無沙汰しておりました。。。。
オーロラカラーズの松村です。
2月からコラムをお休みしており、約半年ぶりとなってしまいましてどうもすみません。

今日は、お休みしていたこの期間に感じたことを書こうと思います。

2月はプライベートな諸事情によりワタワタしてまして、
3月は、あの大震災！！となりました。
3月11日は、自宅にいました。
夜、渋谷で行われる「真空ホロウ」というバンドのライブに抽選で当たり、
行くことになっていたので楽しみにしてました！
なので、その前にやることをすませなきゃ〜と準備しており、
あと1時間くらいで出かけようと思っていた矢先・・・
かすかな揺れを感じたと思った瞬間、がたがたと大きく揺れ出しました。
地震ってのは、揺れてもすぐに収まる・・・といった認識しかなく、
このときも当然すぐに収まるだろうとおもっていました。
しかし、なかなか収まらない・・・・。

3分くらいにわたる長い揺れがようやく収まり、
ＴＶをつけるとヘルメットをかぶったアナウンサーたちが地震速報を伝えておりました。
実は、このとき、このあとの被害はまったく予想してませんでした。
というのも、地震直後、普通に電話ができていたのです。
実家の両親、札幌の知人とも電話でお話をして、「すごい揺れたわ〜」ってな感じで。

なので、ライブ行こうかな〜とのんきに考えていたくらいです・・・。
しかし、電車の時間を調べれば「全線不通」。（これでライブは諦めました）
ＴＶニュースは、津波の映像、電車の中に閉じ込められた人との電話中継、
駅に溢れかえる人・・・といった映像が流れてきて、ようやく被害の大きさを感じました。

震災から1週間後、網走の実家に帰ることにしました。
余震が毎日続いていて、もともとが大きな地震だったから余震もけっこう揺れるんです。

びくびくして落ち着いて眠ることもできず、精神的な不安も大きくなってきて、
仕事はいったん中断し、帰省しました。
北海道は、何事もなかったように普通の時間が流れていました。
帰省中、仕事の都合で札幌にも数日滞在したのですが、関東との違いにびっくりしました。

時期は送別会シーズン真っただ中！飲み屋はどこも稼ぎどきとあって、大にぎわい！！

当たり前の光景ですが、このときの関東では考えられない光景だったのです。
関東では、震災直後の自粛モードで、どの店も閑古鳥でした。
当然、北海道も同じかと思っていたので正直ショックでした。
まったくの他人事のようにも見えましたし、能天気さにいらだちもありました。
しかし、北海道で過ごすうちに、誰もがみな落ち込み、沈んでいても意味がない。
元気がある人、元気がある地域が、元気のない人達を元気にしてあげればいいんだと。

実は、私が所属している組合、「北海道女性起業家ｒｉｍｒｉｍ有限責任事業組合」（略してｒｉｍｒｉｍ＝リムリム）があります。
この組合は、北海道で事業をしている女性起業家が異業種で集まった集団なんです。
異業種間でのコラボや、仕事の紹介などを目的とした集団で、同じ業種の人はいないため、会うたびにいろいろな話が聞けてとても勉強になります。

この組合は、メンバーが現在４５名おり、活動を始めて１年が過ぎました。
そこでこの３月に、ｒｉｍｒｉｍのメンバー紹介本を作ろう！ということになり、
私が本の作成すべてを引き受けることになりました。
メンバー一人一人から原稿用紙６枚分の「自分の仕事について」「起業ヒストリー」を書いてもらい、
作っていったのですが、メンバー全員とやりとりすることになるので想像を超える大変さでした。

しかし、
メンバーひとりひとりの文章を読み、ふだん会って話しているときとは違う一面や、熱い思い、
さまざまな苦労や経験から今があることなどを知ることになりました。
もし、地震がなかったら、感じ方が違っていたかもしれません。
北海道には、どんなことがあっても地に足付けて、踏ん張って、自分の選んだ道を信じて、
自分を信じて頑張っている人たちが、こんなにもいるんだなぁと。
ｒｉｍｒｉｍメンバーの、ある意味（いい意味での）「ずぶとさ」が、こういう時代には必要なんだろうなぁと実感しました。

６月になり、ようやくｒｉｍｒｉｍ本が完成し手元に届きました。
みんなの想いがいっぱい詰まった本です。
この本を通して、ｒｉｍｒｉｍが、誰かを元気にし、
誰かの背中を押すことができたとき、
それは大きな喜びになるんだろうと思います。

実際に、一番最初にｒｉｍｒｉｍ本の原稿を読んだ私は、元気になりましたから！

ｒｉｍｒｉｍ本に関しての問い合わせはｒｉｍｒｉｍ事務局まで。
ｒｉｍｒｉｍ　ＨＰ：http://www.rimrim.jp